【結論】OpenClawのAPIキーが通らない人、この3つをやれ
①
systemctl --user set-environment OPENAI_API_KEY="sk-proj-..."
でSystemdに環境変数を注入。
②~/.openclaw/agents/main/agent/auth-profiles.json
を手動作成し、"openai-codex"の名前でAPIキーを記述。
③systemctl --user restart openclaw-gatewayでGatewayサービスを再起動。
以下、インストールからAPIキー設定までの試行錯誤の記録。
インストールとモデル選び
前回の記事でラズパイのIPを固定し、64bit OSの準備が整った。いよいよOpenClawのインストールだ。手順は公式ドキュメント通りで一瞬だった。
$ curl -fsSL https://openclaw.sh/install | bash
これだけで本体と必要なパッケージが全部入る。本当にすごい時代だ。
なぜOpenAI(Codex)を選んだか
OpenClawはAnthropic(Claude)やGoogle(Gemini)など複数のAIモデルに対応している。しかし今回はOpenAIのCodexモデル一択だった。理由は単純で、公式ドキュメントに「Codexモデルであれば機能制限がない」と明記されていたからだ。
OpenAIのAPIダッシュボードで新しいプロジェクトを作成し、APIキー(sk-proj-...)を発行した。
APIキーが通らない罠と試行錯誤
APIキーを取得し、意気揚々とターミナルに環境変数をセットした。
$ export OPENAI_API_KEY="sk-proj-..."
$ openclaw tui
TUI(ターミナルUI)が立ち上がり、AIに話しかけてみる。
⚠️ Agent failed before reply: No API key found for provider "openai-codex".
……キーがない? いや、たった今 export したばかりだ。
試行錯誤のプロセス
ここから数時間の沼が始まった。何が原因なのか全くわからず、手当たり次第に試した。
最終的な解決手順
原因が「Systemdに環境変数が届いていない」ことと「プロバイダー名(openai vs openai-codex)の不一致」だと判明し、冒頭の「結論」であげた3ステップでようやく解決した。
# 1. Systemdに環境変数を直接セット
$ systemctl --user set-environment OPENAI_API_KEY="sk-proj-..."
# 2. エージェント専用の設定ファイルを手動作成(openai-codex の名前で登録)
$ mkdir -p ~/.openclaw/agents/main/agent/
$ cat > ~/.openclaw/agents/main/agent/auth-profiles.json << 'EOF'
{
"openai-codex": {
"apiKey": "sk-proj-..."
}
}
EOF
# 3. Gatewayサービスを再起動
$ systemctl --user restart openclaw-gateway
これでようやくTUIでAIからの返答が来るようになった。
画面右下の「3%」の正体
起動後、TUI画面の右下に「3%」という数字が表示されていて一瞬ドキッとした。APIの課金残高か何かかと思ったが、調べてみるとこれはAIの短期記憶(コンテキストウィンドウ)の占有率だった。40万トークンのうち、現在何パーセント使っているかを示している。料金とは無関係。焦って損をした。
最大のオチ——最新版(5.3)が使えると思いきや……
APIキーが通ってAIが動いた直後、ふと気になった。「今使っているモデルって最新なのか?」
2026年2月の時点で gpt-5.3-codex が存在することは知っていた。いざ最新モデルを使おうと思い、TUI内で
/model openai-codex/gpt-5.3-codex と切り替えてメッセージを送ると——
⚠️ Agent failed before reply: No API key found for provider "openai-codex".
またこのエラーか。
ここから色々と試した結果、衝撃の事実が判明した。そもそも gpt-5.3-codex はAPIキー(従量課金)では使えないのだ。
調べてみると、5.3-codexを使うには月額$200の「ChatGPT Proサブスクリプション」に加入し、OAuth認証を通す必要があった。APIキー運用で使える最新モデルは gpt-5.1-codex
止まりだったというわけだ。
「5.3を入れたつもりが、そもそも対応していなくて結局5.1しか使えなかった」というのが、このAPIキー騒動の最大のオチだった。
※2026年2月時点。OpenClaw 2026.2.26 (bc50708) / Raspberry Pi OS
Bookworm(64bit)で検証。


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